9月16日に、当団体の昇段式が東京で行われます。

広島支部からは４人、東京で昇段をする予定です。
その中の一人、今回は黄緑-緑帯の昇段に挑戦するナツヨちゃんの、昨年の昇段式を受けた体験記を三回に分けて掲載します。

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その１　バチザード―心の準備編

はじめましてナツヨです。
カポエイラ初心者のわたしが紹介するカポエイラいろいろ。
まずはカポエイラの世界でもっとも大切なイベントの１つである「バチザード」についてお話したいと思います。

「バチザード」…日本語に訳すと「洗礼式」。この日からカポエイラの世界に入って、「カポエリスタ」としてがんばります！という記念の日となる大切なイベントなのです。秋田と東京で年に１度開催されるバチザードにはブラジル本部からも先生たちがやってきます。

前回のバチザードは、広島支部からはなんと５人が参加しました。みんなで東京に行きました。わたしを含めて４人が新生カポエリスタとなるべくバチザードに参加、すでに前回のバチザードに参加した先輩カポエリスタ姉さんは、バチザードと同時に開催される「Ｔｒｏｃａ ｄｅ Ｃｏｒｄａ」（トロッカジコルダ）日本語に訳すと「紐の交換」なる儀式に参加し、帯の昇段に挑戦しました。

さて、このバチザード、もちろん絶対に受けなければいけないものではありません。しかしながら、開催されるのは年に１度だけ！その日に向けて、少しずつ気持ちを盛り上げていければ言うことないのですが、わたしにはそうはいかない事情が…運動神経なし、体は硬いし重いし…の状態で広島支部の門をたたき、やっと動きにも慣れてきたかなぁというころに海外へ行くことになり、約１年間カポエイラから離れることになってしまったのです。

日本に帰ってきて、また練習に参加できるようになったのは、バチザードまで１か月半しかない頃でした。広島にいない間もバチザードのことはずっと頭の片隅にあって、とりあえず「出ます」とは言ったものの、不安でいっぱいでした。全国のカポエイラヘジョナウの支部からのみならず、たくさんのカポエイラ団体からかっこいいカポエリスタたちが集まる場で、ショボい動きしかできず恥ずかしい思いをして終わっちゃうんじゃないかな？出なきゃよかったってなるんじゃないかな？もしかして不合格になっちゃうんじゃないかな？（不合格になった人はこれまでのところいないそうです）

ずーっと悩みながら、とりあえず練習にだけはまじめに参加していたある日のことでした。バチザードは「試験」というよりは「お祭り」、そのお祭りをめいっぱい楽しめばいいだけ。でも楽しめるかどうかは、自分なりに精一杯練習したかどうかだと思うよ。先生とのいつものおしゃべりの中で、その言葉を聞いたとたん、わたしのモヤモヤがす～っと晴れました。そうか！どんくさくったっていいんだ！わたしは運動苦手だし、あまり練習時間もとれなかった、でも自分なりにがんばったんです。がんばった結果がこれなんです！って胸を張れるだけ練習して参加すればいいじゃん！

それまで何を言われても消えなかった不安が、ぴゅ～っと無くなったおもしろい瞬間でした。それからバチザードまで残された短い時間、先生や仲間に助けてもらいながらカポエイラ、カポエイラ言いながら毎日を過ごしました。そして、ついに東京に行く日がやってきました！ついにこの日がやってきちゃいました！腹をくくっていたはずですが、やっぱりドキドキ。そんなバチザード本番については次回お伝えします♪

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Associação de Capoeira Mestre Bimba do Japão
19回目のBatizado e Troca de cordaです。ぜひ、生徒たちの応援にいらしてください！

開催日：2017年 9月16日（日）
会　場：江戸川区スポーツセンター
東京都 江戸川区西葛西4丁目2-20

■ ワークショップ：10:30〜11:45／1F剣道場
料金：2000円 ※カポエイラ歴1年以上の方が対象

■ 子供バチザド：13:00〜14:30／1F柔道場
■ 大人バチザド：14:40〜17:00／1F柔道場