ホーダ・ジ・カポエイラ

次回開催はスケジュールをご参照ください。見学も無料、途中入場・退室可です。

ホーダ・ジ・カポエイラとは、直訳すると「カポエイラの輪」。カポエイラの集会や交流会のようなものです。文字通り人々が輪をつくり、楽器を鳴らし歌を歌い、その中でカポエイラの技術を見せます。

カポエイラの本来の姿はこのホーダでこそ見ることができます。人生の縮図とも言われるホーダの中では、色々なことが起こります。喜び、驚き、教えあい、戦い、時には対立も。これがカポエイラを特別なものにしているのです。もちろん、悲劇が起きないようにそれぞれのグループの指導者がいつも目を光らせています。故に団体の垣根を超え、指導者は常に敬意を払われます。

下の動画はユネスコが無形文化遺産に登録した際の広報動画です。英語ですが、「カポエイラ」ではなくて「ホーダ・ジ・カポエイラ」が登録された理由がよくわかる動画だと思います。

カポエイラは、世界各国で非行少年や犯罪者、少年兵などの更生にも用いられています。動画にも出てくるように、民族的にデリケートなことがニュースで取り上げられることが多い地域の人でも、カポエイラの世界では仲良く交流しています。カポエイリスタ(カポエイラをやる人)には国籍やバックグラウンドは関係ありません。ホーダで如何に尊敬を集めるかなのです。

広島でもこのホーダ・ジ・カポエイラを定期的に開催しています。ブラジルの中でも本場といわれるバイーア州サルヴァドール市にある、近代カポエイラの父メストレ・ビンバがかつて授業を行っていた場所、「アソシアサォン・ジ・カポエイラ・メストレ・ビンバ」で行われているホーダと全く同じ形式で行います。